2006年6月12日 (月)

フーリガン日本公開

【ひとりイライジャ祭り】その12
 DVDで、中国語字幕と戦いながら観た『フーリガン』(原題:“GREEN STREET HOOLIGANS”)が、どうやら日本でも公開されるらしい。6月17日からシネマライズ他にて。これってやっぱり、ワールドカップと絡めたんだよね。

 で、もう1回観てみた。相変わらず中国語字幕と格闘だけど、さすがに2回目だとだいぶ分かるところが増えてきた。1回目に観た時も思ったが、この監督さんは「過程」を見せるのがうまい。イライジャ演じるマットがパブでウェストハムのフーリガン仲間に受け入れられていく過程、マットが初めてサッカーの試合を生で観戦してすっかりその興奮に魅せられていく過程、少年サッカーチームのコーチをやっているピートに連れられて、初めてゴールキーパーを体験し、さんざんにやられてしまう過程。この辺りが、早回しやストップモーションを多用しつつ、テンポがよくて小気味のいい音楽を組み合わせ、冗長にならずコンパクトにうまくまとめている。フーリガンやサッカーに対してさほど興味のない私のような観客をも、そのテンポの良さでぐいぐい引っ張っていく。見事だ。

さて、イライジャはやっぱり瞳が本当にきれいで、吸い込まれてしまいそうだ。ハーバード大でジャーナリズムを専攻するエリート。ルームメイトに罠にはめられても、自分の身の潔白を晴らすだけの意地もない、ケンカもしたこともない真面目な優等生。あまりにも素直、あまりにも愚直。プライベートでも、多方面から非常に感じの良い青年という評価を得ているイライジャだけあって、ビジュアル的にも雰囲気的にも、監督のイメージとぴったりだったのだろう。

で、例によってイライジャ語り・・・と行きたいところなのだが、実は今日は別の役者の話。1回目に観た時から、すごく気になっている大大注目の役者がもう1人いるのだ。もう一人の主役、ウェストハムのファーム(←コアなフーリガンのチームのことらしい)GSEのリーダー、ピートを演じたチャーリー・ハナム?いや、裏切り物ボヴァーを演じた、レオ・グレゴリー。なんでも、リドリー・スコット監督の『トリスタンとイゾルデ』に出演しているのだとか。
公式サイト:http://www.wisepolicy.com/hooligans/index.html。一番左の人です。

徹底的にマットを毛嫌いする、ヤンキー嫌いの神経質そうなやせぎすの男。たばこの吸い方からして神経質そうだ。たばこの根もとの方を鉤型に曲げた人差し指と中指の間に挟み、頬をへこませて吸う姿は、あたかも麻薬に飢えた中毒患者のように虚ろな雰囲気。フード付きのウィンドブレーカーのジッパーを襟首までぴっちりと上げ、肩をすくめて歩く姿。敵対するファーム、ミルウォールのメンバーが集うレストランで、まずそうにピラフ(なのか?色つきご飯に肉らしきものの塊とまずそうなチョコレート色のソースがやる気なさそうにかかっている)をつつく手元。血の気のひいた蒼白な顔色、とがった鼻、深くほうれい線の刻まれた口元、そして。じろりとマットを睨む三白眼。そう、この三白眼が、強烈なインパクトなのだ。

 この強面のお兄ちゃんが、自分の裏切りのせいで取り返しのつかない事態を招き、くしゃくしゃに丸めたメモ用紙みたいに泣きじゃくる姿は、なんだかとても切なかった。もともと皺の多い顔と細身のザ・アングロサクソンな体型が、さらに小さく細くヨレヨレになって、まるで絞りに絞ったボロ雑巾のようだった。絞られきって、もう一滴の涙も出ない・・・。

イ、イカーン!イライジャ祭りのはずが、グレゴリー氏語りになってしまった。失礼いたしました。

<インフォメーション>

 「フーリガン」 原題:GREEN STREET HOOLIGANS

 6月17日よりシネマライズほか全国にて公開

 だ、そうです。日本にいる方、ぜひどうぞ!

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2006年5月 9日 (火)

イライジャ“あ×××”説

【ひとりイライジャ祭り】その11

 思いがけず、『僕の大事なコレクション』発見に日本からコメントをいただいたので、ちょっとイライジャ熱再燃。それになんと皆さん(誰に呼びかけてるんだか・・・)!この地味な佳作が、日本でも公開されているのですよ。しかも結構評判いいらしい。イ母はウレシイ。日本にいる皆さん、ぜひ観てくださいねー。

 イライジャ・ウッドって、不思議な俳優だ。一つ一つのパーツはとてもキレイなんだけど、ビミョーにバランスが・・・。肌の白さも相まって、不気味と形容してもいい危ういラインのルックス。そんな自分を分かってか、個性派俳優への道を歩み出した彼の決断は大正解。けれど、少年時代の見目麗しい彼を見続けていると、その頃の刷り込みがいまだに強力に効果を発揮しているらしく、ふとした拍子に「美しい」とか「カワイイ」とか思っちゃうのだ。そしてとにかく、なんだかすごく気になって目が離せない。

 書き込みしてくださったLilyさんも、どうやらそんな不気味と耽美の波打ち際にいるイライジャをひいきにし続けていらっしゃるみたい。Lilyさんのブログに「イライジャ“あ××ん”」説を発見して、おもわずクスリ(“あ××ん”にこだわる訳じゃないけど、イライジャって、確かに姫系キャラですよね)。そして深く頷いた。主役は彼なのに、なぜか共演した俳優のほうがスターになってしまう。かの『ロード・オブ・ザ・リング』だって、イライジャよりオーランド・ブルームがブレイクしちゃったし。この『僕の大事なコレクション』もそう。主役のイライジャより、アレックス役のユージン・ハッツのほうが目立ってる。

 ではイライジャがダメな俳優なのかと言うとむしろその逆で、たとえば『SIN CITY』でも存在感で言えば完全に他を圧倒していたし、この映画にしても、ジョナサンの独特のキャラクターをとても上手く演じていたと思う。あまり感情を出さないタイプの主人公なので、アレックスに比べると少し割を食った感じがするな。ジョナサンみたいな役は、目で演技ができるイライジャには最適だったと言えるかも。そういう意味では、でっかいガリ勉メガネで瞳を強調しているあたりも象徴的なのかも。

 この映画で一番好きなシーンは「インサイド・アウト」のくだりだということは「僕の大事なコレクション発見」で書いたけど、実はもう一つ心に残るシーンがある。ガス欠になって野宿した晩、ジョナサンとアレックスが、地べたに毛布を敷き、枕(?毛布、かな)を並べて話をするシーン。いつも自分の論理の中でしか物事を理解しようとしないジョナサンが、アレックスに「それってどういう意味?」と問いつめる。するとアレックスがちょっとキレて「話した通りの意味だ」というようなことを言って、寝返りを打ってしまう。

 あのあたりから、物語の主人公が転回し始めるんだよなあ。語りは最初からアレックスなんだけど、観客はそれをほとんど意識せずにジョナサンの物語だと思って観始めるのね。映画はジョナサンの物語として語り起こされているのに、終わってみたらアレックスの物語になっている。「チャプター1・・・」と書きつづっていたのが実はアレックスだったということが徐々にクローズアップされていき、最後には語り部アレックスが観客にとても自然に受け入れられているあたり、実に心憎いつくりだ。

 アメリカとウクライナという遠く離れた国で育った見ず知らずの二人の青年が、生命の根本のところで実は深く関わり合っていた。二人の人生の糸は、分かちがたく絡み合っていた。君の物語は僕の物語でもあった、というドラマチックな転覆感。この転覆感が、私にとってはこの映画のキモ。だから、「インサイド・アウト」を「いいんだ」と言って受け入れたジョナサンが象徴的に思えるんだろう。それに確かアレックスも、最後に「インサイド・アウト」について触れていたし。

 アレックスのおじいちゃんが実は・・・というくだりは、私的には唐突な感じが否めない。それに、恩人の女性の妹さんが最後に言う「戦争はもう終わったの?」という台詞も、ちょっととってつけたようで現実味がなかった。ジャングルで隠遁生活を送ってたわけでもなかろうにね。でも、あの衝撃の展開がなかったら、この映画の転覆感もうまく演出されなかったわけで、痛し痒しというところかな。とにかく、地味だけど、じんわりと心に残る佳作。折に触れてまた繰り返し観たくなるような、そんな素敵な映画。

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2006年4月17日 (月)

スパイキッズ発見

【ひとりイライジャ祭り】その10

『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』(原題:SPY KIDS 3-D GAME OVER)。
中国語名は「非常小特務3」。「非常」は「非凡な」とか「特殊な」という意味、「小」はそのまま、「特務」はスパイ。

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  秘密諜報部員の姉弟、カルメンとジュニの活躍するシリーズ完結編。公開時は3Dメガネでゲームの世界を立体で楽しめたらしい。あらすじは・・・子供たちの脳を洗脳するためにつくられたテレビゲーム「ゲームオーバー」。それを阻止するために送り込まれた姉カルメンだったが、彼女はゲームの世界にとらわれてしまう。救出のために今度は弟ジュニがゲームの世界に送り込まれるが・・・

 子供向けだけあって、はっきり言って真面目にみるほどの鑑賞価値はなし。3Dメガネないから、立体効果もふーんって感じ。ただまあ、父ちゃん役のアントニオ・バンデラスは、ラティーノのあぶらくささが少し抜けて、いい具合に枯れた中年化しており、おじ好きにはかなりツボか?でもやっぱり初見時は分からなかった・・・。あとでキャスト名見てからチェックしたら、登場シーンにはラテンっぽいギターが流れたりしていて、デスペラードな雰囲気?ジョージ・クルーニとスタローンがやけに楽しそうだった。

 さて、イライジャはロバート・ロドリゲス監督がらみでカメオ出演。ほんの3分程度だけ顔見せ。なのにわざわざ探して買う私も私だが・・・。役名なんて、「ザ・ガイ」だよ、「ザ・ガイ」。エネルギーパワー100のお助けキャラとして颯爽と登場。後光まで差しちゃって、頼もしさ全開。かなり筋骨隆々というか、すこし顔なんかもワイドになって見える。ただ、ゲームプレーヤー・コスチュームの下腹のところに四角い変なパッチワークがあててあって、それが下にもたもたと垂れ下がっていて、短足に見えるけど。

 それにしても、くだらないストーリーをガマンしてガマンして、ようやく真打ち(私にとっては、だけど)登場~!!の割には、ほんとにほんとにすぐ消えちゃうのね~。後光までさして超強そうなのに、いきなりショボショボのゲームオーバーぶり。弱すぎですよ。ま、カメオ出演ということは重々承知して見ていたので、すぐにサヨナラになってもショックはなし。

 でも、でもでも!なんですかー、かっこいいじゃないですかー、イライジャ。おろおろするティーンやキッズプレーヤーを前に、神々しいまでの威厳。指先チョイチョイっで、「君らまあ、どきたまえよ」と指示を飛ばしたりして、頼れるアニキ風。しゃべり方も自信に満ちあふれてるじゃないですかー。私、結構、このアニキなイライジャ、好きかもー。今までの、度重なる困難におびえつつもそれを受け入れ健気に進む・・・的な役もいいけど、この路線も意外にイケルゾ。・・・しかし、キッズが相手じゃないと、威厳出せないよね。背、ちっちゃいからね。

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2006年4月14日 (金)

インテルCM発見

【ひとりイライジャ祭り】その9

「英特爾/迅馳/双核移動計算技術」(インテルCentrino Duoモバイル・テクノロジ)の「Entertainment in Your Laps」キャンペーンのテレビスポットCM。
◆Intel China
のページはこちらから→ http://www.intel.com/cd/personal/computing/apac/zho/products/notebook/85240.htm
英語のCMはこちらから→
http://youtube.com/watch?v=GWuYsETQYzk&search=elijahwood%20elijah%20intel%20laptop%20commercial%20tv

Lij_intelcommercial_3   

 飛行機の座席でアジア系女性が「映画でも観よっ」とラップトップPCを開けると、お膝の上に突然イライジャが!(ラップトップだからね。)で、「映画観るの好き?」なんていう話を始める。女、落ち着き払って「ええ。特にあなたのね!」(くー、こんなん言ってみたい。)で、イライジャ君は「君はラッキーだよ。みんな同じ映画見せられるなんて退屈だからね・・・うんたらかんたら・・・あっ、ポップコーン頼む?ねえねえ、ここ、ポップコーンね!」とまくしたてる。客室乗務員が通り過ぎると、そこにはイライジャ君の姿はもうなく、もとのPCが。女、「あーら、今のは何だったのかしら?それにしても騒がしい人だったこと。それに膝の上に座ったりして。まあ、イライジャだったから許してあげてもいいけど?(かなり想像&やっかみ入り)」とでも言わんばかりに、微笑みをたたえて首を振り、おもむろにPCで映画を見はじめる。

 イライジャは髪の毛伸び気味だったけど、なかなか精悍な顔つきになっていて、フロド顔好きなイ母的にもこの顔なら許す、という感じ。それにしても、ヘアメークさんの苦労がしのばれるヘアスタイルだ。以前ネットに、雑誌グラビア撮影時にヘアスタイリングしている場面のポラロイド写真がアップされていて、イライジャが「My hair has a mind of it’s own.」とコメントしているのを見たことがあるけど、確かにスタイリングが難しそうな髪だ。だからプライベートショットではいけてない髪型が多いのだろうか・・・。

 BTV9(北京テレビ9チャンネル)で遭遇。その週はかなりヘビーローテーションでオンエアされていた。しかしこのCM、中国語吹き替えだったんだな。当たり前だけど。私はイライジャの声も大好きなので、これはかなりのマイナスポイント。しかも、「ハーイ、ハニー」的な、いわゆる海外映画吹き替え口調。もんのすごーく軽薄そうになってて涙。それにしても、西洋映画の吹き替え口調って、なんでこう似た感じになるんだろうか、中国語でも日本語でも。ちなみに、日中スポーツアナの口調も似たような感じ。

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2006年4月10日 (月)

ディープインパクト発見

【ひとりイライジャ祭り】その8

 『ディープ・インパクト』(原題:『DEEP IMPACT』)。

Lij_deep_impact

 

 中国語名『彗星地球』。ハイ、その通り。「撞」は「ぶつかる」。内容そのまんまなタイトルですねえ。中国語って、やっぱりものすごく説明的。外来語をカタカナにしてなんとなく雰囲気だけぼんやり理解している日本人には、時々どっきりするくらい即物的で野暮に感じられる。が、これがホントなのかもね。「プロパティ」なんて、なんの意味か分からないまま使ってたけど、中国語だと「属性」。一目瞭然。

 で、あらすじはというと・・・天文学クラブの少年リオ(イライジャ)はある夜、見慣れない星を発見する。実はこの星、新しい彗星で、1年後に地球と激突する軌道上にあった。宇宙船による彗星の破壊と、それが失敗した場合に選別された100万人だけを地下シェルターに移住させる計画が、アメリカ政府の手で秘密裏に進められた。しかし破壊計画は失敗し、刻々と近づく彗星の衝突。シェルター移住者に選ばれた者と選ばれなかった者、報道関係者、宇宙船乗組員、それぞれのドラマが「その日」を前に繰り広げられる。そして、彗星発見者であるリオの家族は選ばれ、ガールフレンドの家族は選ばれなかった・・・

 このイライジャは、文句なしにかわいさ全開。ほっぺがほのかに紅潮してて、まさに紅顔の美少年というヤツですね。それにしても、目、でかい。イライジャウッドを知らないでこの映画を見た人にも、「あの目のでっかい男の子」というと分かるという話もあるくらい、この頃から大きな瞳が印象的だった。それに、歩き方やちょっとした仕草が今と変わっていなくて(本人なんだから当たり前か・・・)、「あーおんなじだー」などと喜んでしまうのは、まあ、ファンだから許してもらいましょうか。

 彗星発見者として有名になってから、高校の講堂でスピーチ中、クラスメートにエッチなネタで冷やかされて、それを真に受けて「ホントに?」なんて言っちゃうところなんか、少年らしい初々しさ満点で、イ母的にはもう完全にノックアウト。シェルターからとって返して、ガールフレンドを救いたい一心で単車をかっとばす、その少年らしい直情的な単純さが愛おしい。再会した後のぎこちなーいキスシーンも、もう完全に息子の成長を見守る母視線で。だけど、最後に赤ん坊まで託されちゃった高校生カップルは、なんだかとても痛々しかったな。ミルクどうするんだろ?おむつもないよな。ディープインパクトの後だもんな・・・イ母は心配です。

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2006年4月 5日 (水)

僕の大事なコレクション発見

【ひとりイライジャ祭り】その7

 『僕の大事なコレクション』(原題:『EVERYTHING IS ILLUMINATED』)。

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 中国語名『真相大白』。「真相がすっかり明らかに」という意味。ま、そうっちゃそうなんだけど。なんかでも、こうストレートに中国語化されてもなあ。だからって、邦題の『僕の大事なコレクション』も、いただけないけど。

 お話は・・・家族にまつわる物をジップロックに入れてコレクションするのが趣味のユダヤ人青年、ジョナサン(イライジャ)。今は亡き祖父が昔ウクライナである女性に命を助けられたことを知り、ウクライナまでその女性を捜す旅にでる。そこで彼は、ユダヤ人相手の旅行社を営む一家と出会う。東欧なまりの珍妙な英語をしゃべるガイドのアレックス、自称盲目なのに運転手のアレックスの祖父、祖父の盲導犬というふれこみの犬サミー・デイビス・Jr.Jr.。そんな彼らと一緒に、祖父が暮らしていた村を探し始めたジョナサンだったが・・・

 この映画で私が好きなのは、ジョナサンの祖父を助けてくれた女性の妹さんを探し当てた後、彼女の家のデッキで、アレックスがシャツを裏返しに着ているのをジョナサンが指摘するシーン。「インサイド・アウト」という英語の意味が分からないアレックスに、「だから、インサイドであるべきほうがアウトサイドになって、アウトサイドであるべきほうがインサイドになっていて・・・」と説明しようとして急にやめ、「いや、別にいいんだ。忘れて。」というところ。

 なんでも理屈をこねくり回して自分の正しいと思う世界にだけ閉じこもっているイライジャ君が、「インサイド」と「アウトサイド」を繰り返し言っているうちに、「イン」と「アウト」がひっくり返って逆になったり、融合してまだらになったりすることも、「アリ」なんじゃないか?って、気づくシーンだと私は思う。私にとってのこの映画の一番のハイライトシーンだ。

 もちろん、心に残るシーンは他にもたくさんある。
  ▽ホテルのうら寂しいレストランで、

    落としたじゃがいもをジップロックに入れて
    コレクションした後、アレックス、アレックスのおじいちゃんと3人で
    じわじわーっと笑うシーン
  ▽犬嫌いだったジョナサンが、
いつの間にか
    アレックス家のエセ盲導犬、サミー・デイビス・Jr.Jr.と

    一緒に後部座席で眠ってしまうシーン
  ▽祖父を助けてくれた女性の妹さんから、

    大事に保管していた指輪を渡され、
    感極まってちょっとだけ目を潤ませるシーン
  ▽すべてが明らかになった後、駅でアレックスとの別れ際に、
    サミー・デイビス・Jr.Jr.をなでてキスし、

    「君と知り合えてうれしかったよ」と言うシーン
  ▽帰国後、ウクライナから持ち帰った土を、

    ジョナサンが祖父の墓に播くシーン
   (仕立てのよさそうなダッフルコートが

    まじめなジョナサンによく似合っている)

 ここでもメガネ君なイライジャ。もともとでっかいお目々が、超近視メガネでさらに強調され、ちょっとグロテスクなまでにでっかくなっている。とは言え、チェコの青空に負けないくらい碧い瞳、やっぱり耽美。それにしても、かたぶつでおタクなユダヤ青年に扮したイライジャは、かっちりとスーツを着込み、髪を七三にぴたーっとなでつけ、どでかいメガネをかけ、歩き方までぎこちなくカチコチで、なんとも言えずユーモラス。(イライジャには実はゲイ疑惑があって、なんでもゲイには大ウケだったそうだ。あ、あくまで疑惑です、たぶん。この映画で共演したユージン・ハッツに彼女を紹介してもらい、今もつきあっているらしい・・・)あんまりいつもきっちりしてるので、寝起きで若干寝癖のできた御髪とか、メガネをはずした時(寝起きとかメガネをふいた時など)に一瞬のぞくオリジナルサイズの瞳が、ファンにはかえってポイントが高いのでは?そしてここでも、例の泣きそうな笑い顔は健在なのだった。(おまけ映像のモミアゲマッチョなイライジャも、それはそれで見所・・・かも?)

 それにしても、味わいのあるよい映画だった。ひまわり、きれいだったよー。音楽、良かったよー。サントラ、欲しいよー。犬、名役者だったよー。アレックス役のユージン・ハッツ、いい味出してたよー。ユージン・ハッツは「GOGOL BORDELLO」(ゴーゴル・ボルデーロ)というジプシーパンクバンドのメンバーだそうで、この映画のサントラもやっているらしい。一部にはユージン・ハッツがイライジャをすっかり食ってしまった、という評価も。まあ、役柄的に主人公よりも目立ったしね。あのブロークンな英語と素っ頓狂なキャラクターなら、そうなって当然か。ジョナサンは地味で抑えたキャラだからなー。イライジャがいい具合に抑えた演技だったからこそ、ユージンが引き立ったということで。

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2006年4月 3日 (月)

エターナル・サンシャイン発見

【ひとりイライジャ祭り】その6

 『エターナル・サンシャイン』(原題:『Eternal Sunshine of the spotless mind』)。

Lij_eternal_sunshine

 中国語名『王牌冤家』、別名『無痛失恋』。『王牌冤家』って、言われてもなあ。なんで?「王牌」は「切り札/奥の手」、「冤家」は「かたき」とか「うらめしいけど愛しい人」「トラブルメーカーだけど切り捨てられない気になる人」っていう意味だけど。「無痛失恋」もなあ・・・まあ確かに、失恋の痛手から逃れるために記憶を消してもらう、っていうプロットだけどね。台湾では『美麗心霊的永恒陽光』というらしい。こっちは原題から直訳されてて頷けるけどなあ。まあどっちも、単純にカタカナにして、しかも原題の半分しかない邦題よりはマシか。

 話はちょっと複雑だ。主人公ジョエル(ジム・キャリー)は、バレンタインを前にして恋人のクレメンタインと別れてしまう。奔放なクレメンタインに振り回されがちだったジョエル。でもやっぱり仲直りしようと思っていた矢先、クレメンタインが記憶消去サービスを行っているラクーナ医院を利用して、ジョエルに関する記憶をすべて消し去ってしまったことを知り、ショックを受ける。ならば自分も腹いせに彼女の記憶を消してやろうじゃないか!と、ジョエルもまたラクーナ社を訪ね、ある晩記憶消去サービスを受けるのだが・・・構成的には、よく出来てるんだな、この映画。あー、ここにこうつながるのか!と、思わずはたと手を叩いてしまった。ジョエル役のジム・キャリーも、いつもと違って普通の人役で、これが意外にもカッコよい。

 イライジャ君は、はっきり言って脇役です、ハイ。記憶を消すラクーナ社の社員パトリック。で、職権乱用して作業中にクレメンタインのパンティ盗んで、しかも自分の彼女にまでしちゃう姑息な男。ネット上でも嫌で変態っぽい男というもっぱらの評価だった。でも、私は結構好きだったのだ。特に、主人公が用意していたプレゼントやデートプラン、決めの台詞までパクっても彼女に振り向いてもらえなかった時の、情けなーい、救えなーい感じが。・・・やっぱり、イ母になっちゃってるんですかね。母目線ですかね。それとも、ダメダメなヘタレ男が実は好みなんだろうか?

 イライジャ君、今回はくりくり坊主頭。ジョエルの家で電話している時の、小首をかしげるイライジャ君が、イ母的にはヒット。それに、フード付きトレーナーがなんか、ティーンっぽくてよい感じ。イライジャ君、こういうプレッピーカジュアルっぽいファッション、とてもよく似合うよ。『フーリガン』でイギリスに向かう時のファッションもいい感じだった。本人は童顔なのを気にしているのか、ヒゲ生やしたり、揉み上げ伸ばしたり、クセのあるスーツを着てみたりしているけど、やっぱり普通のカジュアルなのがしっくりくる。私が母性愛のひとだからかもしれないが。

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2006年4月 2日 (日)

シン・シティ発見

【ひとりイライジャ祭り】その5

 『シン・シティ』(原題:『SIN CITY』)。ハイ、中国語名『罪悪之城』です。これはしっくり来ます。ちなみに「城」はお城ではなくて、都市のことですよ。

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 フランク・ミラー原作アメリカンコミックの映画化作品。「シン・シティ」という邪悪な都市を舞台に、3人の男たちの暴力的で、暗黒的で、ハードボイルドな愛と復讐の世界が繰り広げられる。この映画、好き嫌いが分かれるようだけど、私は結構好きだった。かなりスプラッタな場面が目白押しなんだけど、基調が白黒なので、ホラーやスプラッタがダメな私もなんとか耐えられる。

 えーと、告白します。台詞が複雑すぎて、中国語字幕についていけない・・・(涙)。もちろん、だいたいは・・・ええ、だいたいは分かるんですよ。でも細かいところがね。でもまあ、要はイライジャ祭りですから。

 で、そのイライジャですが、今回悪役。台詞一切なし、おっきなガリ勉風メガネを青白く光らせ、爪を邪悪に長く伸ばし、そのおタク的外見からは想像も出来ないすばしこい身のこなしでアクロバティックに動き回り、しかもめっぽう強い、という娼婦専門の殺人鬼(しかも人肉を食べるのだ!)の役。しかも最後には犬に、犬に・・・ああもう、凄惨すぎて書けない。でもそんなむごい状態なのに、やっぱり無表情で不気味なイライジャ。こ、こ、怖い。

 しかし、ものすごく、似合ってます。実に楽しそうに演ってます。実生活でもメガネ君のようだけど、この役の白く光るメガネはまた、不気味ですね~。イライジャって、あの大きな瞳と白い肌が、見方によっては不気味なので、ナイスキャスティングと言えるでしょう。(あ、私、イライジャのファンなんですよ、一応念のため。)

 でも、いい役選びだと思うんだけどね。実際、LotRのジャパン・プレミアかなにかで、ゴラム俳優のアンディー・サーキスに「いい作品選びをしている」ってほめられたらしい。でも、フロドでファンになった人のなかには、こういうキャラクター俳優路線に行っているイライジャについていけなくなっている人もいるんじゃなかろうか。かくいう私も「フロドのイライジャが!」と騒いでいるクチだけど、不思議なことにグロ路線のイライジャも、ヘタレで嫌みな役のイライジャも、嫌いではない。頑張ってるなあって、目線が和んでしまうのよね。

 ・・・気がついちゃった。これって、母親的目線?甲子園の入場行進見るだけで、球児に感動して泣いちゃうおばちゃんとおんなじ?母性愛かぁ・・・まあ確かに、激しく年下ではあるのだが。十ン年ぶりに本気でファンになった俳優がこんなに若造だなんて、ねえ?でも、理屈でファンになるんじゃないですから、ねえ?さすがに母親になるほどの年齢差はないけど、ま、自嘲の意味をこめて、イ母とでも名乗りましょうかね、これから。

 ところでそのイ母は、最初に見たときミッキー・ロークが誰の役だったか分からなかった・・・。

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2006年4月 1日 (土)

フーリガン発見

【ひとりイライジャ祭り】その4

★イライジャネタばかり続いてスミマセン。でも、周りに語る相手がいないので、とりあえずここではき出しておかないことにはキツイのです。興味ない方は読み飛ばしてくださいね。

 次なる発見は『グリーン・ストリート・フーリガンズ』!中国語タイトルは『足球流氓』。・・・「足球」はサッカー、「流氓」はごろつき、ならず者、チンピラ・・・ああそうね、フーリガンだからね。でも、こう、やっぱり、何かが違う気がしないでもないが?

Lij_hooligans

 イライジャ君が演じるのは、ハーバード大でジャーナリズムを専攻するエリート学生、マット。卒業を間近にして、ルームメイトに罠にはめられ、ホントはルームメイト氏が吸ったマリファナを吸ったと思われて退学の憂き目に遭う。傷心のマットは姉を訪ねてイギリスに渡り、そこで義兄の弟ピートに出会う。ピートはサッカーチーム「ウェストハム」の熱狂的なファンで、当局にも目をつけられるほどのフーリガンだった。初めはヤンキー呼ばわりされてとけ込めなかったマットだが、次第に受け入れられていく。そしてサッカー観戦とフーリガン同士の闘争の中で、思いがけず暴力の持つ爽快さに目覚めていき・・・と、いうのが簡単な筋書き。

 私的にヒットだったのは、パブでフーリガン仲間とだんだん意気投合してきて楽しくなってきた時の、下から見上げるような目線で(ちっちゃいからね)、うれしいような困ったような顔で笑うイライジャ君。やっぱりこの、「うれしいような困ったような笑顔」っていうのが、私がイライジャにハマッている一番のツボなんだろうな。

 そしてここでも瞳!終わり近く、姉夫妻の家のベランダで物思いにふけるイライジャ君の瞳は、深い森の中にこんこんと湧く泉のような、静謐な、でも情熱を秘めた碧さで、その時に着ていたブルーのセーターの色とマッチして、それはそれは美しかった。文字通り、息をのんだ。衣装さん(監督さん?)、狙ったのかな。ホント、イライジャの瞳は、さながら九寨溝の五彩池のようですよ。九寨溝に行ったことのある人なら、イライジャの瞳がどんなに美しいか、この例えできっと分かるのでは?

 しかし、指輪の頃より、だいぶがっちり(ぽっちゃり?)してました、イライジャ君。フーリガン仲間に胸にエンブレムの入れ墨をしてもらうシーンがあるんだけど、だいぶ腹が、腹が・・・!たぷついておりました。人ごとながら、かなり危機感。色白だからよけい際だつのよね。そういえば、『王の帰還』でシェロブに刺されてマトリョーシカ状態になった後、オークたちに塔に閉じこめられ、身ぐるみはがされて横たわっていたイライジャも、意外とムッチリだった。

 でも、世間知らずのエリートぼんぼんハーバード大生ののほほんとした顔つきから、フーリガン仲間に鍛えられて精悍な顔つきに変わっていくあたり、だてに子役から演技やってないね!と、ニヤリ。

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2006年3月30日 (木)

まずは中国語版LotR発見

【ひとりイライジャ祭り】その3

(最初に一言。長いです。)

 こちらのAVソフトショップには、海賊版DVDがずらりと並んでいる。ご存じの通り、中国は海賊版天国。海外作品も、本国での封切り後かなり早いタイミングで海賊版DVDが出る。だから、公開の遅い日本よりも早く作品を見ることが、往々にしてある。そう言えば、『ファインディング・ニモ』もだいぶ早いタイミングで観たなあ。こっちでDVD観てから日本に一時帰国したら、ちょうど公開中だったもんな。(でも、こっちでは『海底総動員』というタイトルだったから、ピンと来なかったっけ。)

 それはさておき、ありましたよ、LotRのDVD。しかもスーパー・エクステンデッド・エディション(SEE)。もちろん中国語字幕ではあるけれど、しめて60元(1元は約15円)。他にもゴラムのフィギュアがついて300元なんていうのもあったが、それはガマン(ガマンしたのです、ホント。ゴラム大好き)。

 サイトで他の映画での写真やファッション誌の写真もいろいろ見たけど、やっぱり私はフロド役をやっている時のイライジャが一番お気に入り。心に残る表情は数々あるけれど、いくつか挙げると・・・。(ほんとに心に残っているままに書くので、ちょっと違うところはあるかも。しかもセリフは、映画の吹き替え版と中国語字幕と原作の記憶がごっちゃになってます。)

【『旅の仲間』より】

     ビルボの誕生日でサックビル=バギンズ夫妻から隠れた時の、息をつめているフロドと、その後ビルボと会話するフロド

     ゴンドールから帰ってきたガンダルフに「指輪は無事か?」と聞かれ、指輪を探し当てて「Ahh!」と言ってガンダルフに差し出すフロド

     灰色港から旅立っていこうとするエルフたちをサムと一緒にこっそり見送る時のフロド

     裂け谷でビルボからつらぬき丸を譲り受け、見とれるフロド

     裂け谷を出発して、モルドールへの道が分からずガンダルフに「モルドールは左?右?」とこっそり聞くフロド

     モリアの坑道から出てきて、ガンダルフを失ったショックではらりと涙を流すフロド

     後を追いかけてきたサムに「一緒にいてくれてうれしいよ」と言うフロド

【『二つの塔』より】

     エルフのロープで崖を下りる時、サムが必死で守ろうとしたものがローストチキン用の塩だと知って、「ローストチキン?」と思わず言ってしまうフロド

     ファラミアからゴラムを守ろうとして、「旦那さんだよ」とやさしくも威厳のある表情でゴラムを呼ぶフロド

     キリス・ウンゴルに向かう途中、物語の主人公の話をするサムに、「大事な人物を忘れてるよ。サムワイズ・ザ・ブレイブさ!」と言うフロド

     その直後、サムに「真面目な話をしてるんですよ」と言われて、「私もだよ」と返すフロド

【『王の帰還』より】

     シェロブに襲われた後、オークに捕らえられて、上半身裸で横たわっている時のフロド(のお腹のお肉)

     ホビット庄に帰り、緑竜館で乾杯した後、ロージーに告白しにいったサムに驚いた表情のフロド

     ガンダルフたちと一緒に灰色港から旅立つ時、船の上からサムたちに残した笑顔のフロド

【全体的に】

     「おお、サム!」と言うときの、せつなくもうれしげな表情(サムに対してだけ見せる表情ね)

     笑っているのに泣いているような八の字眉

     振り返って笑いかけまた顔を向こうに戻すその瞬間の、それだけが数コンマ遅れてついていくような、笑みをたたえ同意を求めるような瞳

 (このあたりの表情はイライジャ自身のクセなのかもしれませんが)

 私はホビットらしい陽気で無垢なフロドの表情が好きなので、ボロボロになっていく一方の『王の帰還』では好きなシーンが少ない。『旅の仲間』なら大好きな表情がいっぱいなんだけど。だから一番好きな作品は『旅の仲間』。特に前半のホビット庄でのシーンが大好きで、何度でも何度でも繰り返し見てしまう。心なしか、フロド用のカツラもこの頃はより「もじゃもじゃ頭」っぽくて、ホビットらしくて微笑ましい。

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 それに、ホビットの衣装がまたいい。ホビットたちって結構おしゃれさんで、ビルボやフロドが着ているパーティ用のベストなんかもとても高級そうな生地だし、ちゃんと襟もあったりして、しかも仕立てもしっかりしている。ジャケットのフォルムがかちっとしすぎず(たとえば身ごろの裾角のところがシャープではなく適度にゆるやかに丸みを帯びている)、手縫いで丁寧にしっかり縫いつけられたように見える襟元の始末の仕方やボタン(くるみボタンなんですよ!)の感じ、別珍やコーデュロイっぽいやや重厚な風合いもいい。

 メリーの丸襟シャツや、ピピンがいつもしているちょっと気取った柄でシックな色遣いのスカーフ(マフラー)も、いい感じだ。(メリーとピピンが見分けられないという方、いつもマフラーしてるのがピピンですよ。)色遣いは茶色をベースに、ベストの黄色や緑の差し色(ホビットが好きな色なんだって)が効いている。自然や牧歌的な生活を愛する素朴なホビットたちの、ちょっとしたおしゃれ心がよく分かる。

 フロドやメリー、ピピンはお坊ちゃんだから、割と高価そうな服を着てるけど、庭師のサムも馬鹿に出来ない。フロドと一緒に旅に出る時に着ている毛織りものらしきジャケットが、実直なサムによく合っている。シンプルで、着心地がよさそうで、なにより暖かそう。今度の秋冬用に私も欲しい。

 それに、彼らが着ているシャツの肩のところに、ほんのちょっとだけギャザーが寄せてあって、ちょっとちょうちん袖チックになっていて、クラシックな印象なのも好ましい。襟がマオカラーになってるのも、さらにポイント高し。うーん、全体的に、英国風トラッドを少し田園風にした感じ?パリッとのりの効いた感じじゃなくて、洗いざらしのくたっとした感じかな。サムは、フィッシャーマンズセーターみたいな、労働者の匂いのする英国風トラッドアイテムですかね。いずれにしても、ホビットたちのファッション、大好き。衣装さんに大拍手だ。

 イライジャ祭りのはずが、ついそれてホビットファッションの話題になってしまった。要は、ホビットのかっこしたフロド=イライジャが好きなんです、私。

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イライジャサイトをさまよう日々

【ひとりイライジャ祭り】その2

 北京にいると、日本みたいに映画情報誌が豊富じゃないので、イライジャ情報を集めるのも大変。それに、LotR公開後タイムラグがあって、ビミョーな時期にファンになった私。周囲のLotR熱もイライジャ熱も一段落してしまっていて、つまり「遅れている」。なので、自然とサイトをうろうろすることに。すると、あるのねえ、結構。ファンサイトにもだいぶ行ってみた。何しろLotRからの新米ファンなので、子役だったことすら知らなかった。その昔、マコーレー・カルキンと競演までしている。なになに、カルキンは子役で終わっちゃったけど、イライジャはフロドでブレイクしてティーン俳優から脱皮して生き残ったわけね。で、子役時代の写真もあるじゃん。…ぬおおおお、なんて愛らしかったんだ!!日本にいたら、天才テレビくんMAXのテレビ戦士になれること間違いなしだ!(はい、知りませんね)はっきり言ってウェンツ瑛士よりカワイイぞ!(テレビ戦士時代は今よりキュートだったらしい。by義妹:少年好き)それになんだこの、こぼれ落ちてしまいそうな瞳は!

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 LotR以降の出演作も結構あるのね。フロド役からの脱皮を図り・・・フムフム、そうね。はまりすぎてたもんね。でもいつまでもフロドの旦那のままじゃ、この先苦しいもんね。あ、でも、168㎝かあ・・・思ってたよりは身長あるのね。ホビットサイズだったらどうしようか思った。でもやっぱりちっちゃいから、ヒーロー役は無理、と。・・・それで、こういう路線に行ってるのね。でも、いい感じの役選びをしているのではないかね?ふうむ、LotR後の映画、見てみたいなり。こうして「ひとりイライジャ祭り」が始まったのだ。

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2006年3月25日 (土)

久々にハマッてます

【ひとりイライジャ祭り】その1

 なんだか気恥ずかしいのだが、イライジャ・ウッドにハマッている。なんと言ってもあの瞳。今まで西洋人の瞳をきれいだと思ったことはあったけど、こんなに魅入られてしまうほど大きな紺碧の瞳を見たことはなかった。何度観ても、ため息が出るほど美しいお目々だ。

 始まりはロード・オブ・ザ・リング。『旅の仲間』で何の苦難も知らない愉快なホビットだった頃のフロドの、あの紅潮した頬、輝く湖のような大きな瞳に、すっかりやられてしまった。

 最近のイライジャはだいぶとっつぁん坊や化しているけどさ。でも、個性派キャラクター俳優としていい感じに成長してきてる、うん。つまり、美しくなくなってきている・・・ということだが。

 最近は「ひとりイライジャ・ウッド祭り」開催中。イライジャ君が出ている映画を探してきては観て喜んでいる。そう言えば、こっちのテレビでイライジャが出ているインテルのCMがオンエアされている。日本ではやってるのかな。飛行機の座席でPCで映画観ているアジア系の女性に話しかけてるの。「みんな同じ映画見せられるなんて退屈だよね。早くPCで映画観ようよ!あっ、ポップコーン頼む?」とかなんとか言っている。出勤前に偶然見かけて、目は釘付け。中国語だっていうのが玉に瑕だけど。後でちゃんとオリジナルバージョンをチェックいたしましたわよ。

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